水墨画家イスラエルを行く

SBK-061 [ISBN4-89586-015-9]
1,650円(税150円)

DETAIL

 水墨画家イスラエルを行く [それでも好きさバラガン王国]
 田中稲翠 〔著〕

 あなたに知ってほしい――遠くはるかな中東の地で個展を通して出会った愛すべき人々と国の姿。

 20カ国もの外国人に教え続けた若き水墨画家の感性が綴る異国体験。ときには辛辣、ときにはユーモアたっぷり愛情こめて熱く語り、話は尽きない。

――目次――

プロローグ「この目で中東を見る時がきた!」

ポスターとカタログ
テルアビブ版『ヴェニスの商人』
日本古美術コレクター ミスター・ピンズ
日本大使公邸での晩餐会
どうなるのかな? オープニングパーティー

館長の嘆き
シャバット
イスラエルにも豆腐屋さんがあるのね?
ポストオフィスでのこと テロリストは誰?
洋画をもっと楽しむ法

テレホンカード 嘘をついた青年
ヘブライ語は口論の言葉?
ベツァレル芸術大学での講演
イスラエルの医療水準
どうしてあなたの絵はピースフルなの?

おいしいフルーツ きれいなお花
まずいよコーシェル
国境ドライブの後は妊婦射殺事件
気の狂ったドクター ヘブロン乱射事件の真相?
五〇〇万人の大臣

そして誰もいなくなっ……るのかな?
ユダヤ人と客家
ホロコーストと被爆二世
ユダヤ人とイスラエル人
ブラックコーヒーはトルココーヒー

空港での尋問
神が与えてくれた顔料
キブツ
キブツの豚
ローテムで朝食を

エジプト人はどう思っているのさ ペサハ
二夜の思い出
イスラエルファッションと若者たち
初めて歩いた国境
二人のドライバー

オデットの告白
ミルクチョコ? でもビターチョコ
イスラエル兵士
ちょっとプロパガンダしてみると……

エピローグ「おばあちゃん、あくびだよ」

〔著者紹介〕
田中稲翠(たなか とうすい)
1957年長崎県生まれ。水墨画家、書家。第34回毎日書道展漢字部入選。第2回読売書法展漢字部入選。オーストラリア・パースで個展開催。イスラエル・ラマットガン美術館より日本人アーティストで初めて招待を受け、1994年1月〜4月イスラエルに滞在。各地で個展、講演を行う。