言葉で癒す人になる――ユダヤの知恵に学ぶ 言葉の賢い使い方
言葉で癒す人になる ユダヤの知恵に学ぶ 言葉の賢い使い方 ジョーゼフ・テルシュキン 〔著〕 松宮克昌 〔訳〕 善意の言葉が人を傷つける!? 古のユダヤの教えは、言葉を弓矢に例えている。 「なぜ刀など他の武器ではないのか」とあるラビが問う。「それは、ある男が友人を殺そうと鞘から刀を抜いたとしても、友人が彼に弁明して慈悲を乞うなら、男は怒りを静めて刀を鞘に収めるかもしれない。しかしひとたび放たれた矢は、元には戻らないからである」 あなたが善意で言った言葉に傷つく人もいる。真に相手を癒す言葉とはどのようなものなのか。ラビで作家の著者が、ユダヤの知恵の宝庫である聖書やタルムードなどから示唆に富んだ物語を紹介。現代の豊富な事例と共に、友人関係、家族、職場での話し方、怒りをコントロールする方法、癒しの言葉の本質を論じる。 ―― 目次 ―― 日本語版への推薦の言葉 ラビ・アブラハム・クーパー 第一部 傷つける言葉の威力 序章 二十四時間テスト 1章 傷つける言葉の威力についての認識不足 第二部 他人についての話し方 2章 うわさ話が引き起こす取り返しのつかない傷 3章 うわさ話の魅力 4章 他人に関する侮辱的または有害な情報を暴露するのは適切か 5章 プライバシーと公人 第三部 人に対する話し方 6章 怒りのコントロール 7章 公正に議論すること 8章 非難の仕方、非難の受け容れ方 9章 子供に対する接し方 10章 人前で侮辱することの代償 11章 嘘をつくのは悪いことか? 12章 思っていることすべてを口にすべきではない 第四部 癒しの言葉の持つ力 13章 癒しの言葉を理解するために最も大事な唯一のこと 第五部 あなたの生活に活かす方法 14章 倫理的な話し方を日常生活に取り入れるには 15章 「有害なことを口にしない日」への取り組み 謝辞(改訂版) 謝辞(初版) 巻末付録「有害なことを口にしない日」決議文 巻末注 訳者あとがき