ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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みるとす 24年2月号
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
あぶり出された日本の反イスラエル ――― 谷内意咲
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
イスラエルの生存権を擁護する ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
鉄の剣戦争とイスラエル社会 ...
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
あぶり出された日本の反イスラエル ――― 谷内意咲
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
イスラエルの生存権を擁護する ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
鉄の剣戦争とイスラエル社会 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中東の非常識>
繰り返される蛮行 ――― 滝川義人
<特別寄稿>
第4四半期を迎えるイスラエル ――― 比嘉越宰
<日本・イスラエル コラボレーションの道>
日本の学生ベンチャーと
イスラエルベンチャーが協業 ――― 新井 均
<知っておきたい中東・イスラム>
イスラエルとアラブの新たな関係 ――― 光永光翼
【聖書・歴史】----------◆
<目からウロコの新約聖書>
使徒言行録におけるペンテコステ(3) ――― 藤原豊樹
<サムエル記講話>
サムエルからの叱責 ――― ラビ・ベニー・ラウ
<一つの神と三つの宗教>
人類の共存と宗教の役割 ――― 塩尻和子
【エッセイ】----------◆
<聖書の世界エッセイ>雪の鳥 ――― 池田 裕
<イスラエル御馳走帖>リモナナ ――― 越出水月
----------◆
声のひろば
編集後記
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2024-02-13T16:12:00+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=178647552
みるとす 23年12月号
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
ミルトスはイスラエルと共に ――― 谷内意咲
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
ハマスによるイスラエル攻撃 ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
10月7日 暗黒の安息日 ――― ...
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
ミルトスはイスラエルと共に ――― 谷内意咲
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
ハマスによるイスラエル攻撃 ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
10月7日 暗黒の安息日 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中東の非常識>
人間を盾に使うハマス ――― 滝川義人
<日本・イスラエル コラボレーションの道>
イスラエルのレジリエンス ――― 新井 均
<知っておきたい中東・イスラム>
ハマスが企てる「停戦」の意味 ――― 光永光翼
【聖書・歴史】----------◆
<目からウロコの新約聖書>
使徒言行録6章におけるやもめたちの奉仕(下) ――― 藤原豊樹
<サムエル記講話>
ダビデが亡命した目的 ――― ラビ・ベニー・ラウ
<一つの神と三つの宗教>
聖戦かジハードか ――― 塩尻和子
【エッセイ】----------◆
<聖書の世界エッセイ>風に吹かれて ――― 池田 裕
<イスラエル御馳走帖>ガザの海鮮料理 ――― 越出水月
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シネマレビュー
教えて!ヘブライ語
ブックレビュー
声のひろば
編集後記
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2023-12-18T14:04:48+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=177606765
みるとす 23年10月号
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
国際情勢の変動とイスラエル ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
ゴルダ・メイールとヨム・キプール戦争 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中東...
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
国際情勢の変動とイスラエル ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
ゴルダ・メイールとヨム・キプール戦争 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中東の非常識>
古代日本にユダヤ人渡来? ――― 滝川義人
<日本・イスラエル コラボレーションの道>
日本のイノベーションエコシステムと
そこに参加するイスラエル企業 ――― 新井 均
【聖書・歴史】----------◆
<目からウロコの新約聖書>
使徒言行録6章におけるやもめたちの奉仕(上) ――― 藤原豊樹
<サムエル記講話>
ダビデとサウル最後の対面 ――― ラビ・ベニー・ラウ
<一つの神と三つの宗教>
宗教と暴力を考える ――― 塩尻和子
【エッセイ】----------◆
<聖書の世界エッセイ>秋のイスタンブル ――― 池田 裕
<イスラエル御馳走帖>モロヘイヤスープ ――― 越出水月
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ユダヤのユーモア
教えて!ヘブライ語
シネマレビュー
ブックレビュー
声のひろば
編集後記
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2023-10-12T15:55:20+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=177095950
立体マグネット ガリラヤ湖と教会
立体マグネット ガリラヤ湖と教会
※サイズ 直径8cm 厚み1cm
立体マグネット ガリラヤ湖と教会
※サイズ 直径8cm 厚み1cm
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2023-09-13T15:13:32+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=177095639
立体マグネット エルサレム嘆きの壁
立体マグネット エルサレム嘆きの壁
※サイズ 横6.5cm × 縦5cm 厚み1cm
立体マグネット エルサレム嘆きの壁
※サイズ 横6.5cm × 縦5cm 厚み1cm
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2023-09-13T15:07:54+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=177095572
立体マグネット エルサレム神殿
立体マグネット エルサレム神殿
※サイズ 横6.5cm × 縦5cm 厚み1cm
立体マグネット エルサレム神殿
※サイズ 横6.5cm × 縦5cm 厚み1cm
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2023-09-13T15:06:17+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=177093330
立体マグネット 平和のハト
立体マグネット 平和のハト
※サイズ 横6.5cm × 縦5cm 厚み1cm
立体マグネット 平和のハト
※サイズ 横6.5cm × 縦5cm 厚み1cm
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2023-09-13T14:15:08+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=177093131
バナー型マグネット 神殿模型
バナー型マグネット 神殿模型
※サイズ 横13cm × 縦4cm
バナー型マグネット 神殿模型
※サイズ 横13cm × 縦4cm
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2023-09-13T14:09:06+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=177093089
バナー型マグネット 1839年のエルサレム
バナー型マグネット 1839年のエルサレム
※サイズ 横13cm × 縦4cm
バナー型マグネット 1839年のエルサレム
※サイズ 横13cm × 縦4cm
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2023-09-13T14:05:13+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=177093038
バナー型マグネット ヨルダン川の洗礼
バナー型マグネット ヨルダン川の洗礼
※サイズ 横13cm × 縦4cm
バナー型マグネット ヨルダン川の洗礼
※サイズ 横13cm × 縦4cm
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2023-09-13T14:02:50+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=176541628
みるとす 23年8月号
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
腎臓移植手術とイスラエルの友人たち ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
イスラエル国防軍と女性兵士 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中東の...
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
腎臓移植手術とイスラエルの友人たち ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
イスラエル国防軍と女性兵士 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中東の非常識>
今日の歴史修整主義 ――― 滝川義人
<特別寄稿>
救われた命を繋ぐ(下) ――― 徳留絹枝
<日本・イスラエル コラボレーションの道>
新たな展開を迎える日・イコラボレーション ――― 新井 均
【聖書・歴史】----------◆
<目からウロコの新約聖書>
使徒言行録におけるペンテコステ(2) ――― 藤原豊樹
<サムエル記講話>
聡明な婦人アビガイル ――― ラビ・ベニー・ラウ
【エッセイ】----------◆
<聖書の世界エッセイ>夕立雲 ――― 池田 裕
<イスラエル御馳走帖>ミント入りオムレツ ――― 越出水月
<知っておきたい中東・イスラム>
モンゴル対アラブ運命の決戦――― 光永光翼
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ユダヤのユーモア
ブックレビュー
教えて!ヘブライ語
シネマレビュー
声のひろば
編集後記
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2023-08-09T16:05:14+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=175483948
イスラエルの翼エルアル 世界一安全な航空会社
イスラエルの翼エルアル 世界一安全な航空会社
光永光翼〔著〕 田中マコト〔漫画〕
日本直行便就航記念
試し読み
2023年3月、イスラエルと日本を結ぶエルアル航空の直行便が就航した。
1997年の構想以来、実に26年の時を経ての実現である。
...
イスラエルの翼エルアル 世界一安全な航空会社
光永光翼〔著〕 田中マコト〔漫画〕
日本直行便就航記念
2023年3月、イスラエルと日本を結ぶエルアル航空の直行便が就航した。
1997年の構想以来、実に26年の時を経ての実現である。
イスラエルのフラッグキャリア、エルアル・イスラエル航空。
エルアルはヘブライ語で「上へ」。「空に向かって」という意味が込められている。
1948年5月のイスラエル建国からわずか数ヶ月で立ち上げられた。
設立当時のエルアルの使命はイスラエルの建国により窮地に陥った世界の同胞を救うこと。
幾多の困難なミッションを成功させたエルアルは、現在「世界一安全な航空会社」として知られている。
また、国連平和維持活動、災害救助活動にも積極的に参画し、世界への貢献が注目されている。
ユダヤ人を救うことを第一の目的として生まれたエルアルが、いかにして世界の危機に立ち向かうようになったのか。
そして、日本直行便はなぜ26年もかかってしまったのか。
イスラエルの翼エルアルの歴史をたどる。
―― 目次 ――
第1章 設立の経緯
イスラエルの建国
第2章 ユダヤ人を帰還させる使命
魔法の絨毯作戦こぼれ話
第3章 危機への対応
東日本大震災への支援
第4章 ユダヤ教への配慮
教えて! ユダヤ教
第5章 成長するエルアル
エルアルの航路
第6章 日本便就航までの道のり
田中マコトのエルアル搭乗記!
あとがき
〔著者紹介〕
光永光翼(みつなが こうよく)
エルアル・イスラエル航空アドバイザー。イスラエル・ハイファ大学中近東学科・聖書学科卒。2年間エジプトに留学の後、日本で旅行手配、航空会社を通して中東に長く関わる。ヘブライ語、アラビア語の通訳・翻訳者。
著書
『シリア・ヨルダン・レバノンガイドブック』(ミルトス)ほか。
〔漫画家紹介〕
田中マコト(たなか まこと)
漫画家・イラストレーター。武蔵野音楽大学音楽学部声楽学科卒。各種音楽系書籍、雑誌などにて活躍。現在一児の母。
著書
『ジャジャジャジャーン!』『オープンマリッジ』(講談社)
『今宵は気軽に クラシックなんていかがですか?』(学研プラス)
『音大出てどうするの?』(YAMAHA)ほか。
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2023-06-26T18:25:04+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=175135671
みるとす 23年6月号
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
アメリカの弱体化がもたらす国際秩序の変動 ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
イスラエル社会分断の深淵 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中...
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
アメリカの弱体化がもたらす国際秩序の変動 ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
イスラエル社会分断の深淵 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中東の非常識>
これは日本の恥である ――― 滝川義人
<特別寄稿>
救われた命を繋ぐ(上) ――― 徳留絹枝
<日本・イスラエル コラボレーションの道>
投資家から学ぶ 日・イコラボレーションのヒント ――― 新井 均
【聖書・歴史】----------◆
<目からウロコの新約聖書>
使徒言行録におけるペンテコステ(1) ――― 藤原豊樹
<サムエル記講話>
エンゲディでの出会い ――― ラビ・ベニー・ラウ
<一つの神と三つの宗教>
宗教多元主義(2) ――― 塩尻和子
【エッセイ】----------◆
<知っておきたい中東・イスラム>
ワーキングホリデーが始まった!――― 光永光翼
<新刊紹介>
イスラエルの翼エルアル ――― 田中マコト
<聖書の世界エッセイ>
ある日のさわやかな対話 ――― 池田 裕
<イスラエル御馳走帖>たんぽぽのサラダ ――― 越出水月
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ユダヤのユーモア
教えて!ヘブライ語
シネマレビュー
ブックレビュー
声のひろば
編集後記
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2023-06-07T12:17:58+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=173938055
みるとす 23年4月号
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
イランの危険な野望 ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
イスラエル分裂の危機 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中東の非常識>
ロシアにご...
試し読み
― 目次 ―
【中東・イスラエル情報】----------◆
<イスラエル並びにユダヤ人に関するノート>
イランの危険な野望 ――― 佐藤 優
<イスラエル多角多論>
イスラエル分裂の危機 ――― 齋藤真言
<日本の非常識から見た中東の非常識>
ロシアにごまをするパレスチナ ――― 滝川義人
<インタビュー>
世界をより良くするために ――― リノール・アティアス
<日本・イスラエル コラボレーションの道>
学生起業家たちのイスラエル武者修行 ――― 新井 均
【聖書・歴史】----------◆
<目からウロコの新約聖書>
アンティオキアよ、強くあれ! ――― 藤原豊樹
<サムエル記講話>
サウル王の葛藤 ――― ラビ・ベニー・ラウ
<一つの神と三つの宗教>
宗教多元主義 ――― 塩尻和子
【エッセイ】----------◆
<聖書の世界エッセイ>ハゾレア ――― 池田 裕
<知っておきたい中東・イスラム>
エルアル直行便が遂に日本へ!――― 光永光翼
<イスラエル御馳走帖>マハシー ――― 越出水月
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ユダヤのユーモア
教えて!ヘブライ語
シネマレビュー
ブックレビュー
声のひろば
編集後記
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2023-04-05T13:11:25+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社
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https://myrtos.co.jp/?pid=173852966
へブライ語聖書対訳シリーズ25 『エレミヤ書3』
へブライ語聖書対訳シリーズ25 『エレミヤ書3』
ミルトス・ヘブライ文化研究所〔編〕
エレミヤ書完結!エルサレムの陥落を描いたエレミヤ36章〜52章を収録。逮捕、投獄など波乱に満ちたエレミヤ自身の人生もうかがえる。
へブライ語聖書対訳シリーズ...
へブライ語聖書対訳シリーズ25 『エレミヤ書3』
ミルトス・ヘブライ文化研究所〔編〕
エレミヤ書完結!エルサレムの陥落を描いたエレミヤ36章〜52章を収録。逮捕、投獄など波乱に満ちたエレミヤ自身の人生もうかがえる。
へブライ語聖書対訳シリーズ
――刊行の言葉――
聖書は日本においても隠れたベストセラーとして、これまで幾多の邦訳聖書が刊行され、読み継がれてきた。さて、聖書というとき、原典はギリシア語で書かれた新約聖書と、ヘブライ語で書かれた旧約聖書(一部はアラム語)より成り立っている。その翻訳の歴史は、古くは聖フランシスコ・ザビエルが1549年に持参した邦訳『マタイ伝』の一部にさかのぼるといわれ、最近では1987年に新共同訳が完結した。先人たちの努力による、翻訳という大変な難事業を通して、聖書への道が我が国にも拓かれてきたのである。
ただし、聖書に限らず、一般の文学や古典にも当てはまることだが、翻訳を幾種類か読み比べるとき、だれもが戸惑う経験がある。それは、あたかも異なった原文から訳出されたかのような意味合いを持つ翻訳箇所に、しばしば出会うことである。しかし、いかに立派な翻訳であっても、翻訳が原典のもつニュアンスをすべて、また正確に伝えるのは不可能に近い。
すでに、紀元前2世紀に書かれた旧約聖書外典の『シラ書』が、次のように語っている。
「我々は、懸命に努力したのであるが、上手に翻訳されていない語句もあると思われるので、そのような箇所についてはどうかお許し願いたい。というのは、元来ヘブライ語で書かれているものを他の言語に翻訳すると、それは同じ意味合いを持たなくなってしまうからである。この書物だけではなく、律法および他の書物でさえも、いったん翻訳されると、原著に表現されているものと少なからず相違してくるのである」
したがって、熱心な読者がより深い理解を求めて、翻訳から原典に直接触れることを望むのは、しごく当然であろう。もちろん、原典への道は容易ではない。とりわけ、ヘブライ語のような馴染のうすい古典語で綴られた旧約聖書の場合、原典講読はごく少数の専門家のみに限られてきた。しかし近年、邦訳聖書の普及と聖書への関心が高まるのにつれて、一般の人々の間にも旧約聖書原典そのものに親しみたいとの要望が上がっている。
幸いにもユダヤ人によって再建された国、イスラエルにおいて、その言語も復活されたことは、言語学史上奇跡的な偉業と見られている。その結果、現代語から入って聖書ヘブライ語を身近なものとして学ぶことができるようになった。編者らはその恩恵に浴した一人一人である。
ここに、小社は、日本の聖書を愛する方々に、(そして必ずしもヘブライ語を正式に学んだことのない人も近づけるような)旧約聖書の原典への道を提供したく、原文の逐語訳を試みようと、『ヘブライ語聖書対訳シリーズ』を企画した次第である。
もとより、翻訳の場合と同様、逐語訳においても「唯一で決定版」というものはありえない。本書は日本初のインターリニア聖書でもあり、非学非才の編者は出来映えの甚だ理想に遠いことを承知している。これが一つの叩き台ともなり、さらにより良き類書の出現するのを期待したい。しばらくは、このささやかな試みが、聖書を愛読する方々の渇望をいやすのにいささかでも役立つならば、望外の幸せである。
終わりに、本書の企画に対して温かい理解を示し、「新共同訳聖書」の使用を快諾し、ヘブライ語原典BIBLIA HEBRAICA STUTTGARTENSIAの使用許可の労を執って下さった日本聖書協会に対して、心からなる感謝の意を表したい。
ミルトス・ヘブライ文化研究所
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2023-03-31T15:01:44+09:00
ミルトス|イスラエル・ユダヤ文化の出版社